マルチ周回部屋でのお作法
アイテムや経験値を稼ぐ目的の部屋が増えています。

こういった部屋は効率志向が強く、慣れていない人は怖くて入りにくいかもしれません。
余計なトラブルを呼び込まないよう、ある程度の予備知識をつけてから入った方がいいと思いますので、今回はマルチ周回プレイ時によく話題となるお作法(プレイマナー)についてお伝えします。
なお、内容の多くは筆者の個人的な体験に基づき、「こういう考えが一定の共通理解を得ているみたいですよ」という事例を示すものです。これをスタンダードとして他のプレイヤーさんに強要するための記事ではありません。
■マルチ周回部屋とは?
■部屋を見つけるには
■入室のお作法
■周回中のお作法
■楽しい周回プレイのコツ
マルチパーティエリアに留まり、クエストをクリアせずに多人数で延々とフィールドの敵を倒し続けることが目的の部屋で、雑魚を無視してボスのみを狙う「ボス直」の部屋とは対極に位置します。
レベル上げ、レアドロップ狙い、マグのエサ補給、金策など目的は様々ですが、いずれにしても効率良くプレイすることが求められるため、通常のクエスト部屋とは少し違ったルールが作られていることがあります。
■部屋を見つけるには
自分のレベルや目的のドロップアイテムによってクエストを決めたら、人の多いブロックでカウンターのクエスト一覧からクエスト中のパーティを探してみましょう。
すると「周回」「ぐるぐる」などのワードが含まれた部屋が見つかることが多いです。

■入室のお作法
人数に空きがある部屋を見つけたらコメントをじっくり読みます。
大抵の場合、効率良くぐるぐるし続けるために部屋のリーダーがある程度のルールを設け、それを理解した人がパスを入力して部屋へ入るという図式になっています。

簡略化して書かれているケースもあるので、代表的な指示を説明します。
・「NPC不可」・「パトカ禁止」
ゼノやエコーのようなNPCやフレンドパートナーをメンバーとして呼ばないで下さいという意味です。
理由はマルチエリアへはNPC含め12人までしか入れないため、敵のPOP数に影響しない(影響が少ない)NPCが人数枠を専有すると結果的に敵が減って周回効率が下がるからです。
部屋の開設直後でメンバーが居ない場合は臨時の労働力としてNPCを入れる場合もありますが、人が増えるにつれてNPCをキックしていき最終的にはゼロにしていきます。特に明記されてなくても基本的にNPCはアテにしない方向で考えるのが無難でしょう。
・「パイプ固定」
テレパイプを新規で投げてはいけません。すでにあるパイプを使って下さいという意味。
詳しい原因はわかっていませんが、周回部屋を長時間維持しているとやがてマップが重くなってPSO2のクライアントがメモリエラーで強制終了を起こすようになります。
その原因のひとつとして疑われているのがテレパイプで、パイプを極力使わないようにすることで部屋の存続時間を引き伸ばすことができると言われています。
ぐるぐるに適したマップは見つけるのが大変なので、一度作った部屋はできるだけ長く使いたいのが部屋リーダーの意向であることが多いです。キャンプシップへ戻る時はすでに置いてあるパイプを使いましょう。
・「既存PTへの参加」
別パーティとして参加してはいけません、必ず3パーティまでにしてくださいという意味です。
上記のテレパイプ固定ルールとも関係して、新規パーティで参加するとパイプがないため自分で投げる必要が出てきます。既存パーティへの参加であればすでにあるパイプを使えますので問題ありません。
また部屋主を「親」とすると、「子」が別PTでパス設定をしないまま参加してしまった後、親PTが部屋から抜けることで「親」が決めたパスの効力が消滅し、それ以降は部屋のルールが伝わらないままパスなしで他のPTが参加できてしまうようになりますから、それを防ぐためでもあります。
エリア全体での人数把握がしやすいというメリットもあります。
場合によって独自のルールが追加されたり逆に削られたりして常に一定ではありませんが、基本的には誰かが苦労して見つけた周回向きマップにお邪魔して場所を借りるという立場になりますので、素直に従います。
もし部屋のルールに納得できない場合は、相手と議論するのではなく自分で部屋を作って好きに決めた方が互いにとっていいと思います。
■周回中のお作法
明文化されている部屋のローカルルールと違い、不文律としていくつかの慣習が存在しますので紹介します。
何度も言いますが、これらを全部守っていないからダメということではありません。
場合によって使い分けて下さい。
・全員で固まって同じルートで動く【最重要ポイント】
敵の数は近くにいるPTメンバーの数によって決まります。一人で先行したり離れた場所で戦っているとそれだけ主集団の敵POP数が減って時間効率も下がるということで、単独行動は極めて迷惑なのでやめたほうがいいでしょう。
・ショートカットワードを用意しておく
半角で<pos>と入力することで現在位置を、<t>でターゲットしている対象を代入して発言することができます。
よく使うのは先導するリーダーが自分の位置を伝える時、道中でボスがわいた時、ファンジに捕まって移動させられた時などです。
現在位置を知らせるものと、ボスを発見した時のものを用意していれば十分です。
自分のパーティメンバーはカラフルな目印でMAP上に表示されますが、他のパーティのメンバーは拡大マップに灰色の点で見えるのみで離れるとわからなくなります。そのためリーダーは定期的に自分の位置を発言し続けることでスムーズな集団行動がとれます。
・チャットは周囲(白チャット)で
マルチエリアでは複数のPTが入り乱れていますが、青文字のパーティチャットでは他のパーティメンバーには聞こえません。位置報告などは白チャットで行いましょう。
・ボス結晶と赤コンテナの取り扱い
人が集まるのを待ってから割ります。遠いとアイテムが出現せずに消えてしまうため。
ボスは誰でも注目しているので場所がすぐわかりますが、赤コンは気づかない人も多いのでチャットで場所を教えてあげるとスムーズです。
・ポーチがいっぱいでアイテムが持てない時
Shiftを押しながらアイテムを複数選択して一気に倉庫へ転送する方法がありますが、倉庫もいっぱいになったら整理するために一言断りを入れてシップへ戻ります。
パイプを新規で投げるのではなくすでにあるものを利用する場合が多いと思いますが、この際にルートを外れて逆走するのではなく次の周でパイプに近づいた時にピットインするようにしましょう。拾いきれなかったアイテムはキャンプへ戻っても残っています。
・長時間の放置はしない
トイレや電話など急を要する場合には一言断ればまず問題ないですが、食事や外出など10分以上に渡って離席するような場合は一旦パーティから抜けた方がいいと思います。枠が空いてたら入りたい人は他にもいるでしょうし、黙々と敵を倒している人から見たら放置で楽をしてズルいと思われることもあります。
場合によっては交代で休憩するのを認めている部屋もあったりしますが、特にアナウンスがなければ放置はやめて下さい。
・退出は自由、抜ける時は「パーティ脱退」
終わりのない周回プレイになりますから、疲れたり眠くなったりアイテムが一杯になったり、何かのきっかけで自分で区切りをつけましょう。チャットで一言挨拶して脱退します。
この際、自分がパーティのリーダーで「クエストの破棄」を選んでしまうと、パーティメンバーが丸ごとロビーへ戻ってメンバーが驚きます。
「パーティ脱退」を選べば自動的に他の誰かがリーダーになるので大丈夫です。抜ける時は破棄ではなく脱退する癖をつけておくといいかもしれません。
■楽しい周回プレイのコツ
色々とルールだのマナーだのと書いてきたので、なんか面倒だなとか怖いなと感じてしまった人もいるかと思いますが、実際1~2回やってみればすぐに慣れますから大丈夫です。
マルチ周回は効率プレイ以外の何物でもないのですが、1時間やそこらならともかく3時間や4時間回り続けるためには何よりも楽しむことが重要です。

効率だけがPSO2じゃない
ぶっちゃけた話、最大効率で最大ダメージを出しながら黙々と走り回ろうが、適当装備でたまに立ち止まりながらチャットしつつ回ろうが、たかだか数時間でそこまで大した差にはなりません。ギッチギチにルールで縛って極度の効率プレイを短時間やるよりも、ダラダラゆる~く長時間続けたほうが最終的な収穫は増えます。
とは言え何時間も続く作業で無言の時間が多いのは仕方ないですし、コントローラでプレイしていてキーボードが遠いから話すのが疲れるというような人もいるでしょう。楽しさの基準は人それぞれですから、雰囲気が合わないなと感じたら別の部屋を探すのもいいと思います。
野良のパーティに飛び込むとなかなか質問しづらい雰囲気もあるかと思いますが、上に書いたような作法とその理由を知っておけばまず大丈夫だと思いますので、自信を持ってトライしてみて下さい。
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